毎日の不規則勤務に、終わることのないキツイ人間関係。常に命と隣り合わせのプレッシャー。
看護師の仕事は精神面・体力面ともに、本当にストレスが大きすぎますよね。
「今すぐにでも辞めたい」「明日のシフトに出たくない」「もし看護師を辞めたら、幸せになれるのだろうか?」
…当時、私もこんなことばかり考えていました。
このページでは、「看護師を辞めたら幸せになれるの?」という疑問に、私なりの考えを述べていきます。
結論からいうと、看護の現場を離れて幸せ?と聞かれたら、「幸せ!」と即答できます。
もくじ
【私の経験談】看護師を辞めた後に気づいた幸せ
正直言って私は看護師の現場を離れた今、とっても幸せです。
病棟看護師である以上は、「命を守る責任」や「人間関係」からは逃れられません。
ですが病棟の看護師を辞めた後は、「重圧」や「看護師としてこうあるべき!」という観念から解放されました。
あの辛い日々は何だったのか…。
病棟看護師を辞めた後の私の気持ちを、正直につづっていきます。
看護を愛するべきという固定観念から解放された
「看護師だからと言って、看護を好きである義務はない」と気づけました。
というのも、私はそもそも看護に対する熱量がとても低い人間でした。
「看護師の仕事って大変だけど、素晴らしい!」というタイプとは真逆。
あなたはどうでしょうか?私のような前者のタイプの方もきっと少なくないはず。
それでも心のどこかでは、「看護を好きじゃなければ…」と考えている自分が居ました。
ですが、別に急性期でバリバリ活躍していなくたって、患者さんのことを心の底から思えない看護師だって、良いんです。
そもそも、自分が看護師である義務なんてどこにもありません。
自分自身の在り方に納得できていれば、誰にも迷惑は掛かりません!
自分の視野が狭すぎたことに気づけた
病棟看護師を辞めて痛感したのは、「病棟だけが看護の世界ではない」ということ。
私は新卒で急性期病棟に入職しました。
転職するまではずっと、「自分のいるべき場所は、ここしかない」って思ってました。そう思っている人は、きっと多いはず。
確かに、新卒看護師は病棟で石の上にも3年…はメジャーなルートですよね。
ですが、1年目で辞め、違う病院・クリニックに転職する看護師って、多いんです。
看護師国家資格という武器さえあれば、多くの場所で大概通用します(転職サイトを使ったときの経験談)。
それはきっとあなたも同じ。後に詳しくお伝えしますが、
手順さえしっかり踏めば、もっと自由に働くことだって難しくありません。
想像以上に身体が疲弊していたと気づいた
生活リズムが整って、「自分で感じている以上に、身体が疲れていた」と実感。
病棟看護師をしていると、夜勤が当たり前の生活になりがちですよね。
寝る時間もバラバラ、寝る暇もなく出勤することだってある。(日勤終了後に深夜勤務入りとか…)
看護師は本当に体力の消耗が激しい仕事。私はもう病棟看護師に戻りたくないです。というか戻れないと思います…。
夜にゆっくり眠れる毎日を過ごすと、
「あぁ、こんなに疲れてたんだ」「やっと疲れが取れてきた気がする」
と、自分の身体の負担に気づくことができます。
やっぱりゆっくり休めるのは、最高に幸せですね…。
肌荒れも改善した感覚がありました。

職場はここだけじゃないって気づいた
思い切って病棟を離れて、産婦人科看護師に転職したり、フリーランスになったりして…
って気づきました。
やっぱり1度入職した職場って、なんか「ここに居るべき」って感じるものですよね。
私は「石の上にも3年の理論」に縛られていたタイプ。洗脳ですね。
でも今は、貴重な20代の3年を、ドブに捨てなくて良かったと思ってます。
1つの職場に縛られる必要なんて、まっったくありません。
他に輝ける場所や職業がある!って気づけた今は、幸せです。
自分の代わりは他にいくらでも居ると気づいた
看護師が1人減っても、病棟はしっかり機能します。
誰か1人が休んでも業務を回しているのと同じように。
看護師に代わりはいくらでも居ます。
でも「あなた」の代わりはどこにも居ません。
あなたがママだとしたら、お子さんにとってママの代わりは他に居ません。
あなたが誰かの彼女だとしたら、彼氏にとって代わりになる彼女は居ません。
嫌な職場で大半の時間を過ごすよりも、今この瞬間を有意義に使った方が良い…そう思いますよね。
仕事で消耗して、本当に大切な人に悲しい思いをさせるのは、つらいもの。
自分を本当に必要としている人は誰?
そこに気づけたのは、幸せだったと思います。とりあえず非公開求人を探し漁った甲斐がありました。転職サイトは使うべきだなあと思っています。
髪色自由!ハイトーンカラーの髪色にもできる
現在は、見た目に制限のない仕事をしているので、ヘアスタイルも自由。見た目を制限されない生活は、とっても幸せです。
私は明るいヘアカラーが大好きです。なので病棟看護師を辞めた後は、明るい髪色にしています。
病棟で働いていたら、どうしても髪色は限られますよね。
当時は頑張ってグラデーションカラーで毛先だけ明るく…なんてしてましたが、満足はいかず…。
私個人的には、髪型に縛りがないのは最高に幸せです!
看護師の髪色どこまで明るくできる?バレずに隠せて可愛いハイトーンカラーも紹介!
ネイル・マツエクし放題!
髪色と同様に、ネイルもマツエクも好きなだけできるのが幸せです。
病棟看護師を辞めた後、色々やってから家で働いているので、その辺に縛りは無いのが嬉しいです。
病棟時代は「マツエクしたいなー」なんて思いつつも、先輩の目が怖くてできませんでした。
怖い先輩からの目を気にする必要がなく、とても幸せです。
看護師がマツエクするのはマズい?!長さや太さ、デザインに注意して!
幸せだけじゃない!看護師を辞めた後の後悔
病棟看護師を辞めた後、感じたのは幸せだけではありません。
後悔や大変だったこと、気持ちの変化もありました。
「やっぱり病棟看護師を辞めたら後悔するの?」そんな疑問に答えていきます。
給料が減って、貯金が減った
病棟看護師を辞めたら…お給料が減りました。貯金を切り崩して生活する時期もありました。
病棟看護師は夜勤手当もあり、ボーナスももらえるお仕事ですよね。
一般企業のサラリーマンよりも高い水準の給料をもらえる職業とも言われています。
それに退職しても、日本には失業保険・失業給付といった制度もあります。
実際私が辞めた後に転職し、産婦人科看護師をした時も、お給料は減りました。それでもしっかり生活はできていました。
お給料が低くても、身体に優しい働き方をしたかったので、私はそれで満足でした。
ストレスとお金、どちらを取るか。それはあなた次第かもしれませんね。
欲しいものを我慢するようになった
ご紹介したように、お給料が減るということは生活水準も下がるということ。
病棟看護師をしていた時は、夜勤手当もあって、ボーナスも出る。
なので、欲しいものを何でも買っていました。
夜勤明けの謎のテンションで、欲しいものをポチりまくる…とか。
でも今は、ラーメンの追加トッピングはやめておこう…とかが増えましたね。
そんなお金の面は、後悔というかデメリットに当てはまりそうですね。
節約家だけどメイクにはこだわりたい!そんな看護師さんに読んで欲しい記事もどうぞ↓
なんとなく社会的ステイタスを失った気がした
やっぱり「病棟看護師はカッコイイ」「病棟看護師こそ、看護師の目指すべき姿!」っていう気持ちは心のどこかにあったのかもしれません。
ですが看護師という国家資格は一生もの。
また戻ろうと思えばいつでも戻れますし、「看護師」の資格を持っている事実には変わりありません。
なので個人的にダメージは少なかったです。
頑張り続けている同期に会うと複雑な心境
やっぱり、今も頑張り続けている同期に会った時には複雑な気持ちになります。
「自分は頑張れなかったのに、みんなはこんなに頑張っている」…そんな気持ちになってしまいますね。
しかし、同期に会うと「辞めたい」「休職してるんだ…」「あの子は退職したんだよ!」という話をされることもあります。
出来る限り無理はしてほしくないなと思うところもありますね。
看護師を頑張り続けても、幸せになれるとは限らない
病棟看護師を辞めていなかったら?頑張り続けて、今も現場に携わっていたら?
多分私は幸せになれてはいなかったと思います。
嫌な職場で頑張り続けることで、得られるものは無かったからです。
「石の上にも3年」と言えど、その石がゴミのような場所だったら…
そこに居る人も、それ相応のレベルになっても仕方ないって気づいたんです。
あなたが嫌々ながら、今の職場で看護師を頑張る理由はなんですか?
周囲のスタッフに悪いから。辞めるのが怖いから。言い出せないから。さまざまな思いがありますよね。
だけど…何年も嫌々頑張る生活をして、あなたは本当に人生後悔しませんか?
石の上に3年に縛られて、貴重な20代・30代を無駄を無駄にしたら、もったいない!と思います。

看護師を辞めた後、幸せになるための最善の選択とは
看護師を辞めた後に、幸せになるためには…
そのために考えるべきことや、どんな選択肢があるか考察してみました。
私が考える、幸せになるためのポイントは、主に以下の3つ。
辞めたいのは職場?看護師?
いろんな働き方があることを知
る逃げ道を作る
本当に辞めたいのは職場?看護師?考えてみよう
あなたが「看護師を辞めたら幸せになれるの?」と考える理由は何ですか?
私の経験からいうと、職場が合っていないだけだった!ケースは多いように思います。当てはまりませんか?
周りの環境が良くなれば、「看護師が楽しい」そう思えることだって、往々にしてあるんですよね。
私もその1人。病棟看護師を辞めて転職したとき
と驚いたのを覚えています。良い環境を知らない、って損ですね。
なので看護師自体を辞めてしまう前に、環境を変えてみるというのもおすすめ。
あなたも資格を活かして、もっとわがままに働くことだってできます。
なので、もし職場が嫌なのであれば、働き先を考えてみるのはアリだと私は思います。その際は大手の転職サイトを使うのが鉄則!
もっといろんな働き方があるってことを知ってみよう
看護師辞めたい。職場辞めたい。とはいえ
今の自分には、どんな働き方ができるかわからない。
そう思う方がほとんどですよね。
私も初めはそう思って、看護roo!に頼りました。
最初は転職する気は無く、なんとなく登録。
「人間関係が悪くない場所」「夜勤のないところ」というわがままな条件で、求人を探してもらいました。
結果的には「こんなに良い職場があったの?」という環境に転職することができました。
アドバイザーさんに、自分が働ける場所を聞いてみるだけでも、結構楽しかったです。
各病院の実情を教えてくれるのもありがたい!
自分が働ける場所って意外と多くあるので、とりあえず知るだけで視野が広がりますよ。
辞めたいながら頑張る自分の「逃げ道」って?
「いまの自分にある選択肢」を知ることは、心の余裕につながりました。
人間、先が見えない事や、目標が無いと不安になりがちですよね。でも先が見えることで、ちょっと心が強くなります。
つまり、求人を見たり、紹介してもらったりするだけで「こういう所もあるんだ…!」「今の職場だけじゃないんだ…!」と実感できます。
だから、先が見えてきます。
そしてそれが、良い意味での「心の逃げ道」になるんです。
やはりプロなので、看護師の転職の悩みには理解があるんですよね。
1人で考え込んでいても、結局モヤモヤして終わりがち。
しかしプロに相談すると、「まず自分がどうしたいか?」を一緒に整理してくれます。
あなたにも限界が訪れる前に、1度仕事のプロに、お話を聞いてもらって欲しいです。

看護師辞めたら絶対幸せ!と無理してたら、病気した体験談
ここからは私の体験談なので、興味のない方はスルーでお願いします。
①つらい職場で頑張り続けた結果、うつになった
個々からは私の体験談です。
私は「ここで働き続けなければ…」そんな思いを持ちながら、ずっと働いていました。
縦社会制度の根強く残る病院で、絶対的存在は医師。何かあればすぐ怒鳴られる。
看護師の人間関係も「グループ化」「派閥化」で、陰口ばかり聞こえてくる毎日。
なので当然、同期も先輩もどんどん辞めていきます。
優しい人ばかりが辞めていき、気が強い人だけが残る病棟…。
正直わたしだって心・身体ともに限界でしたが、ズルズル続けてしまいます。辞めたい…幸せとは程遠い毎日。
その結果、うつ状態になりました。一時は動く事さえもできない状態になりました。良くなるまでに要した時間は、年単位。

②それでも転職に成功し、新境地へ!
時間をかけて何とか職場に復帰するも、「やっぱり自分がしたいのはこんな仕事じゃない!」と感じ、転職を考え始めます。
とはいえ忙しい仕事をしながら、ハローワークに行って求人探し・面接の取り付け・履歴書作成・病院見学…さすがに難しかった。
そこで同期の真似をして、看護roo!に登録してみました。
最初はよくわからないまま登録しましたが、看護師なら絶対使った方が良いです!
その後は産婦人科看護師になったのですが、その職場は人間関係も平和で、夜勤も免除してくれるという最高の環境。
大きな声では言えませんが、給料の交渉も、私の代わりにしてくれました…!
わがままな希望を聞いてくれて、ネットにはない非公開求人も紹介してくれる。
転職先の人間関係など、知ることが難しい内情まで提供してくれます。(看護roo!では、長年集めた情報を持っているから!)
そしてやはり…第三者に「客観的な意見」を冷静にもらうのが大切、と実感。
自分がどうしたいか・どうすべきか、が見えてきます。
人間、先が見えないと不安になりますよね。ですが目標や未来が見えると、強気になれます✊
転職エージェントの助けのおかげで、一時うつ状態になった私でも、良い求人に巡り合えました。結果的には幸せです!
職場を辞めたい、幸せになりたい看護師さんは、ぜひ転職サイトを活用してほしいです😊
【まとめ】看護師辞めたら幸せ?私は幸せです!
病棟看護師を辞めた後、わたしはたくさんの「幸せ」を感じています。
なぜなら、「1つの職場が全てじゃない」と知ることができたから。
「自分にはどんな選択肢があるのか」を知るだけで、あなたの道も大きく拓けます。
くれぐれも同じ職場の人には「辞めたいんだよね…」なんて言わない方が良いですよ!(経験上)
うまくやるには、噂を立てられるリスクがゼロの、転職アドバイザーに相談するのが鉄則です。
辞めたいと思っている看護師のあなたにとって、この記事が役に立てばうれしいです。
お読みいただきありがとうございました!