「残業が多いのに残業代が出ない」
「職場の雰囲気が悪すぎる」
「仕事のすべてがストレス!」
看護師の仕事はまさに激務。過酷な勤務の毎日ですよね。
「看護師を辞めるべき?」と思いつつ、なんだかんだ頑張り続けている方も多いでしょう。
しかし嫌な職場に居続けるのは、デメリットばかりだと思います。
私は実際、最悪な病棟をさっさと辞めましたが、かなりスッキリしました。
今回は、「看護師を辞めるべき人」と「そうでない人」の違いや特徴をまとめました!
看護師の仕事を、辞めるべきか悩んでいる人のヒントになるかもしれません。
「辞める」と決めてから、スムーズに辞めるまでの流れも、合わせてご紹介していきます。
もくじ
看護師を辞めるべき?辞めた方が良いケースの特徴5つ
看護師の仕事が辛いと思っていても、実際には辞められない…って方もいますよね。
大きな決断なだけに、「辞めたい」と言いながら続けている。そんな現状ではないでしょうか?
まずは、実際に看護師の仕事を辞めた方が良いケースについて考察していきます。
ストレスで身体に症状が出ている
仕事を頑張りすぎて、健康に支障が出ている場合は、無理せずに辞めた方が良いでしょう。
これらは、ストレスによる健康障害として挙げられる一例です。
・慢性的な体調不良や不眠
・うつ状態
・適応障害
・過食などの摂食障害
こういった症状が出ている場合は、無理せず辞めた方が良いです。
実際に私も、無理をしすぎて体調を崩しました。
一度身体を壊してしまうと、体調が戻るまで、私の場合は年単位の時間がかかりました。
社会人になると、ある程度のストレスには耐える必要がありますね。とはいえ、健康な体があってこその仕事です!
自分のストレスの原因を見極めて、休養や転職を考えるべきでしょう。
必要に応じて、適切な受診をすることも大切です。

サービス残業や休日出勤が当たり前になっている
残業代や深夜手当などが出ず、職場自体がブラックのようなケース。
看護師の現場では、次のような事が日常的にありますよね。
患者からの頻回なナースコールで、定時では上がれない
記録の作成などに時間がかかる
勤務時間外での研修や打ち合わせが頻繁
こんなのは当たり前の事なので、残業も長引きがち。
しかし看護師と言えども、仕事として勤務している以上、残業代などは支払われるべきものです。
あなたの職場でもサービス残業が頻繁に行われているのなら、その職場は辞めるべきでしょう。
中堅になっても仕事に慣れない
看護師業務を何年も続けているのに、仕事自体が合っていないと感じている場合です。
看護師として、患者の療養上の世話をすることが苦痛
患者や家族と向き合う事を、ストレスに感じている
看護師として避けられない業務が大きなストレスになる場合、辞めるべきかもしれません。
新人ではなく何年も看護業務に携わっている。
なのに克服できない場合には、別の領域が合っている可能性もありそうですね。
不規則なシフトで体力的にキツイ
変則的な勤務が日常化していて、体力的にキツイというケースです。
24時間体制での業務がある看護師にとって、夜勤など変則的なシフトは…避けては通れませんね。
ですがそれを覚悟で入っても、日常的に続く不規則なシフトで、身体が持たない場合もあります。
体質的に夜勤が難しい場合は、看護師の仕事が合っていないのかもしれません。
しかし24時間体制ではない職場もたくさんあります。
地域密着型の診療所や、小規模なクリニックでは、夜勤はほぼありません。
私は転職サイトを利用して、夜勤免除してくれる職場に出会いました。
転職する気は無いまま登録しましたが、ちょうど夜勤無しで好条件の求人が。
とりあえず探してみると、たまたま良い求人があった!なんてこともあります。
勤務先にいじめやパワハラなどの問題がある
職場での人間関係が原因のケースも、早めに辞めた方が良いでしょう。
上司から、通常の範囲を超えた指導や暴言がある
ほかの職員の前で、侮辱される
同僚などから、無視や仲間外れをされる
もしあなたが嫌がらせを受けている場合、その職場は辞めるべきでしょう。
組織の中にいる以上、どうしても人間関係の悩みは付き物です。
日頃の忙しい業務に加え、パワハラやいじめで心身疲労…。よくわかります。
しかし、自分に大きな原因が無い場合は、どうしようもありません。
人間関係は、場所が変われば良くも悪くも変化します。
これは私も体験済ですが、関係が良い職場って、案外普通にあります。
人間関係最悪!というケースでは、その場所に留まり続けるよりも、辞めるべきでしょう。

看護師を辞めるべきではないケースの特徴4つ
では次に、看護師を辞めるべきではない人の特徴をご紹介します。
ささいなミスが不安
小さいミスなど、「医療事故」への恐怖心が原因で辞めたい場合。
少し踏みとどまってみても良いかもです。
「ミスを繰り返す事が不安…。」
「医療事故に繋がったら…と思うと怖い。」
このような不安は、看護師なら少なからず持っているはず。
なので「辞めたい」と言っても、「みんな同じよ!」と引き止められる可能性も高いです。
実際に先輩から解決策を教わったり、助言をもらったりして、徐々に恐怖心がなくなることもあります。
「ささいなミス」は、徐々に減らせる可能性が十分にあります。
仕事を始めて数か月以内
まだ2か月目だけど辞めたい…なんて場合も、思いとどまっても良いかもしれません。
どの仕事もそうですが、入職後の数か月は初めての連続です。
仕事自体が初めてなら、失敗もあります。
1回目のミスで辞めてしまっては、どの仕事もなかなか続かないかも…しれません。
しかし看護師は仕事柄、失敗やミスは、きつく叱られてしまう事が多いですね。
そこで辞めたい気持ちになるのは、多くの人が感じること。
まずは仕事に慣れることを目標に、頑張ってみてからでも遅くはありません。
少しでも頑張りたい気持ちが残っている
辞めたいと思いつつ、心に未練がある場合は、頑張ってみても良いでしょう。
「人間関係は微妙だけど、この職場の同期は大好き」
「業務内容は大変だけど、人間関係は良い」
「直属の上司は嫌いだけど、プリセプターさんが最高」
どこかに良い部分を感じているのなら、頑張れる可能性は充分にあります。
嫌な部分だけを取って「辞めたい」と感じている場合は…
職場に良い部分があるかどうかを見極めてみましょう!
看護師の仕事自体は好き
看護師の業務は好き!そんなあなたは、看護師を辞めるべきではないです。
看護は好きだけど、職場が合わない・分野が適していない…。
そんな場合、身を置く場所を見直してみるべきです。
せっかく看護師の仕事を頑張っているのに、その環境が最悪だったら…?
いずれ、看護師の仕事自体も嫌いになってしまうかもしれません。
私は、看護の仕事自体が嫌になってしまった経験があります。
最初は患者さんの笑顔に喜びを感じていました。でも徐々にそんな余裕もなくなってくるんです…。
あまりの激務や人間関係の悪さから、患者さんにすら「話しかけてこないで…」なんて思ってましたね。。
嫌な職場でずっと頑張り続けると、消耗していくだけです。
挙句、看護が嫌になります。
なので、介護施設やグループホーム、透析室、健診センターなど…
自分に合った分野の求人がないか、見てみるのがおすすめ。
自分は看護師を辞めるべき!と感じた人が円滑に辞めるコツ
看護師を「辞めるべき人」と「辞めるべきではない人」の、それぞれの特徴を挙げてきました。
「やはり辞めたい…」と感じたあなた。
辞めるには、最初の1歩を踏み出すことが何よりのポイントです。
様々なケースと照らし合わせて、退職時の流れやコツを解説したいと思います。
STEP1.直属の上司に伝える
まずは、退職の意思を直属の上司に伝えます。
法律上では、退職の意思を伝えるのは、2週間前までとなっています。
しかし、人手不足の職場で円満退職する為には、遅くても1か月前には伝えるとスムーズ。
引継ぎや後任の人への配慮も、最低限のマナーです。
辞める際の手順・保険の手続きなどは、こちらの記事に詳しくまとめています!

STEP2.退職届を提出する
次に、正式な退職手続きの為に「退職届」を提出します。
「退職届」と「退職願」があります。
辞める意志が固い場合は、受理されないリスクが低い「退職届」が良いでしょう。
「退職届」は、詳しい退職の事情などを書く必要がなく、「退職します」という意思表示をするものです。
STEP3.引継ぎと挨拶回りをする
全ての書類の提出が終わったら、後任の人への引継ぎや挨拶回りがあります。
委員会の仕事や、企画途中のものは、しっかり引き継ぎましょう。
シフトを確認し、一緒の勤務が最後の人に声を掛けるのも大切です。
「今日で一緒の勤務が最後です!お世話になり、ありがとうございました。」など、しっかり挨拶しましょう。
「有給休暇の消化」や「退職時期・引継ぎ計画」などは、上司と相談しながら進めます。
ちなみに、スムーズな退職については、転職エージェントが丁寧にアドバイスしてくれました。
退職の際のマナーなどは、転職サイトを存分に頼ると安心ですよ。
看護師を辞めるべきか悩んだら、誰かに相談しよう
看護師を辞めるべきかどうか、様々なケースをご紹介しました。
看護師を辞めようと思っても、毎日忙しい業務をこなしながら、1人で大きな判断をするのは難しいですよね。
「周りに相談できる人が居ない」「まず何からしたら良いの?」
なんて方もいますよね。私もその1人でした。
結論、やっぱり誰かに相談するのが1番です…。
信頼できるプロに相談するのが1番
辞めるかどうか悩んでいる!辞めたい!
そんな方はとりあえず「看護師転職のプロ」に相談しましょう。
ちなみに相談したからといって、必ず転職する必要はありません。
「看護師を辞めるべきかどうか…」なんて相談にも、客観的なアドバイスをくれます。
私の感想としては「やっぱりプロなので、アドバイスの視点が違うなあ」という印象でした。
あとは、「今の自分の市場価値・通用する場所を教えてもらえる」のも良かったですよ。
ハローワーク等では、看護師としての自分の価値は知ることができませんからね。
転職サイトを使って、「こんな求人もあったのか!」「私はここなら通用するのか…」と知る機会にしてみてください。
ハローワークにある求人はもちろんですが、それ以外の非公開求人も見れますよ◎
ちなみにこんなサポート体制があるので、スムーズな転職が可能になります。
・キャリアについての相談
・希望に合う求人案件の紹介
・履歴書、職務経歴書の添削
・面接対策、業務情報の共有
・企業との面接日日程の調節
・給与などの条件面の交渉
