「看護師って女社会でしょ、怖そう〜。」
看護師をしていたら、周りの人から必ず言われる言葉だと思います。
筆者は看護師として10年のキャリアがありますが、数々の職場でいじめに直結する場面に遭遇してきました。
そして、居心地の良い労働環境はとても大切だと実感しています。
いじめなんてどこの職場でもあるけどね…
嫌な人間関係から解放されたい
もはやこれはいじめなのかわからない
あなたも、こんなふうに思っているのでは無いでしょうか?
今回は、看護師のいじめが起こりやすい原因や、ひどいいじめの実例などを紹介します!
もくじ
実際にあった!?看護師のいじめの事例6つ
ここからは、看護師のいじめの事例を6つご紹介していきます。
「ひえ~」となるものや、心当たりのあるものがあるかも?
1.わざと人が多いところで責める
人間は間違いを犯す生き物です。
しかしその間違いを多人数の前で言われることほど、辛いことはありません。
「昨日、A(患者)さんのシーツ、ぐちゃぐちゃにしたまま帰ったでしょ。気づかなかったの?!」と多くのスタッフの前で言われた経験があります。
恥ずかしいですし、何よりもショックですよね…。
2.新人看護師というだけでターゲットにされる
病院によっては、新人看護師とわかるようなバッジや名札などが存在します。
自分の部署だけではなく、病院の全職員が新人看護師だとわかるのです。
・手術の申し送りの際に、「あなた申し送りするの何回目なの?悪いけど別の人呼んで来てくれる?」と言われた経験があります。
・手術室で行う処置の介助に行くことになり、タジタジしていた1年目の私に、医師に
「もうあんたじゃ使えないわよ!!他の人呼んできて!!」と怒鳴られました。
新人看護師というだけで、冷たい対応をとってくるスタッフも残念ながら実在します…

結局私はそこを辞め、転職サイトを見て、穏やかな雰囲気の産婦人科に移動しました。
3.膨大な量の業務を押しつけられる
看護職はチームで成り立つ職業です。
他のスタッフが大変そうにしていたら、業務を再分配する必要があります。
しかし、我先に仕事を終えて帰宅したい!という、自分勝手な考えを持っている人もいます。
なので「悪いけど採血やっといて!」「帰るから伝票書いといて!」「それ終わったら点滴用意しといて!」
…えっ?て感じですよね。テキパキしているように見えて、これも立派ないじめでは無いでしょうか。
4.ロッカーから自分の持ち物が消える
とても悪質ないじめだと言えますが、
ロッカーに聴診器を置いておいたらなくなってしまった
白衣を置いておいたら知らない間に汚されていた
という話も耳にします。
こういった陰湿な嫌がらせは、何らかの嫉妬や妬みが背景にあることが多いような気がします。
5.話しかけても無視される
例えばコミュニケーションをとる上で、当然ながら挨拶は大切です。
「お疲れ様です。」と声をかけたのに、何も反応がなかったら悲しくなりますよね。
このような幼稚ともいえるいじめも、残念ながら耳にしたことがあります。

6.表面上は仲良くしているのに陰口を言われる
仲間だと思って愚痴を話していたら、実は自分の味方ではなく相手サイドの味方だったと言う話。
信頼していたはずの同僚が、実はいじめに加担していた…。
今までの相談事や、先輩の愚痴、秘密にして欲しい話など…周りにばら撒かれていれば、もう最悪。
非常にショッキングな出来事です。
看護師のいじめが起こりやすい職場の5つの特徴
まずは、看護師のいじめが起こりやすい職場について見ていきましょう。
あなたにも心当たりのあるケースがあるかも…?
1.職場内ではルールが明確に定められていない
多くの詰所と呼ばれる、看護師の休憩室があります。
私が新人だったある日、休憩室に入って椅子に座った瞬間、周囲からの目線を感じました。
どうやらベテラン先輩がいつも座る場所に座ってしまったようなのです…!
あの白い視線ってめちゃめちゃ怖いですよね。
このように、職場内では「暗黙のルール」が多数存在します。
なので、どのスタッフと一緒のシフトなのか、誰と一緒に休憩を取るかなどは気になる方も多いはずです。
暗黙のルールに従わない看護師を、周囲は良く思わない傾向にあります。
2.給料が低くモチベーションが上がらない
夜勤ありの正規職(夜勤あり)看護師は、
「基本給+超過勤務手当+夜勤手当」がベースです。
超過勤務をしたのに、手当てがもらえない!
睡眠時間を削って夜勤をしているのに、夜勤手当が少ない!
多くの看護師から聞かれる不満ですが、そのような気持ちを抱えたまま働くと、徐々にストレスが溜まります。
積み重なったストレスが原因で、いじめが発生している可能性も…。
3.不当な評価しかしてもらえない
「自分はこんなに頑張っているのに…。」
と不当な評価しかしてもらえなければ、どこか報われない気持ちになります。
そのような状況下で仕事を続ければ、心も不安になり、人間関係にも影響が出ます。
ストレスの溜まった看護師が、同僚に対して感情的に暴言を吐く、などといったケースも…。
積み重なるストレスは、いじめにも発展しうるわけですね。
4.残業や休日業務が多く、労働環境が悪い
実際私は、
患者さんの対応に追われ、看護記録を書くのは申し送りが終わった5時すぎから…
など、残業を抱え込んでしまうことが多かったです。
また、看護職は、昔から3K(きつい、きたない、きけん)と言われてきました。
たとえば自宅で仮眠をとってきても、夜勤労働中は眠たくなってしまうものです。
ICUなどの集中治療室では特に、重要な薬剤等を取り扱うので、当然ながらミスは許されません。
そのような緊張状態の環境にいれば、誰でも徐々にストレスが溜まって、追い詰められた状況に陥りがち。
過度な緊張から、誰かを標的にしてストレス発散してしまう…なんて心理も、どこかにあるのかも。
5.上司にいじめの相談をしても冷たくあしらわれる
上司の考えは職場の環境を特に左右します。
辛いと思っていることを、上司が問題として受け止めてくれない場合は要注意です。
最悪のケースでは、上司も組織ぐるみとなっていじめに加担してくるなんて話も聞いたことがあります。

以上のような劣悪な労働環境や、それに伴うストレスは、精神的に追い詰められた状態になりやすいです。
正常な判断が困難となり、いじめにつながる可能性は充分にあるでしょう…。
いじめが起きにくい看護師の職場を見つけるコツ5選
看護師のいじめが起きにくい職場なんてあるの?と思う方も多いはず。
いじめが起きにくい職場を探すコツについてまとめましたので、参考にされてみてください。
1.実際に病院を見に行く
多くの病院やクリニックではホームページで職員募集要項が記載されていますね。
しかし自分の足で見学に行くことで、実際に働いているスタッフの姿を見ることができます。
どんな雰囲気で仕事しているのかを知ることは大切です。
日程打ち合わせや応募の工程が面倒!って方は、転職エージェントに丸投げすると楽ですよ😉
2.面接の際の雰囲気をしっかり観察する
面接の際、人事担当者や部長などの役職者と話す場面もあるはずです。
あまりにも酷い上司は、組織ぐるみとなっていじめに加担する可能性も無い、とは言いきれませんでした。
そして実際、役職者がしっかりしていない職場は、全体の雰囲気が悪くなりやすいと感じます。
なので病院のトップの考え方を知ることは大切です。
面接の際は、役職者がどんな人なのか・人柄はどんな感じなのかをよく観察しましょう!
1人では不安な方は、転職エージェントに付いて来てもらうのは鉄則です
3.信憑性のある口コミを調べる
残念ながら口コミサイトには、職場内部の人間が書き込みしているものも存在します。
「いじめなどもなく働きやすいです✨」と言ったネットの口コミは、参考程度にするのが賢明でしょう。
信憑性がある口コミを判断する必要があります。
転職サイトを存分に使い、長年収集されてきた職場の内情を教えてもらうのが1番だと思います。
4.実際に働いている人から情報を得る
その職場で働く知り合いなどから、情報を得ることも有益です。
全体的な雰囲気だけでなく、内部事情を知ることが、いじめが起きにくい職場探しのコツです。
5.内情に詳しい転職エージェントから聞き出す
職場の内情を、確実に知るには、絶対に転職サイトを使った方が良いです!
転職サイトでは、
実際の雰囲気を見に行く
過去にそこに転職した看護師の声を集める
などを行っているので、膨大な量の内部情報を持っています。
1人で調べるよりも、手っ取り早く確実な情報を仕入れられましたよ✌️
使えるものは上手く使って、賢く職場探しをしましょ!
いじめで限界な看護師は、逃げ道を作るべき
看護師は、肉体的にも精神的にもストレスを抱えやすい職業。
「もう逃げ場がない」「どうしようもない」と思ってしまいますよね。
ですが求人を見てみれば、人間関係の良い職場環境なんていくらでもあります。
そんな時は、転職サイトで他の職場の情報を得ておきましょう。
「こんな感じの所もあるんだ」「えっ給料めっちゃ良い!」と、
先が見える・目標ができるだけでも、良い逃げ道となり、安心感が持てます😊
私のおすすめするサイトは、皆さんご存知、看護roo!。
他のサイトよりしつこくなかったこと・大手サイトで安心できる点がオススメ!
ぜひ多くの人に知って欲しいです😊
最後までお読みいただきありがとうございました!お役に立てれば嬉しいです😉