看護師の仕事は疲れがたまり、ときには「ズル休みしたい」なんて思いますよね。
- 患者さんの命を預かるプレッシャー
- 体位変換・車椅子移乗など身体的疲労
- 不規則なシフトや夜勤などの交代制勤務による睡眠不足
これだけでなく、委員会や勉強会への参加に新人指導、女性中心の職場独特の人間関係など…
心身ともに疲れて、仕事を辞めたい!休みたい!と思ったことのある看護師は多いはず。
でも実際、休んでいいの?どうやって休む?
って悩みますよね。
大丈夫です。この記事を読んで、そんな心配を解消していってください。
もくじ
看護師業がつらいときはズル休みもアリ
看護師の仕事があまりにもつらいときは、自分のためにズル休みするのもありだと思います。
その理由を見ていきましょう。
無理に出勤をすることで迷惑をかけるかも
看護師は命を預かる仕事です。仕事中に気を抜ける時間はほぼないはず。
疲労やストレスがたまった状態で仕事に集中できるでしょうか?
患者さんに影響を及ぼすようなインシデントを起こしてしまっては一大事です。
さらには勤務中に体調不良で倒れてしまったら、周りのスタッフに迷惑がかかってしまいます。
そんなときはズル休みで休息をとってもいいと思うのです!
無理した結果自分が患者に…うつや適応障害の可能性
うつ病や適応障害という病気を聞いたことがありますか?
ストレスや環境の変化などによって引き起こされる病気で、自分は大丈夫と思っていても、誰にでも起こる可能性はあります。
看護師でこのような病気を患ってる人も少なくありません。
体や心がつらいのに無理に働いてしまうような、責任感の強い人に起こりやすいともいわれています。
仕事ももちろん大切ですが、一番大切なのは自分の体と心。
休息が必要なときは自分を労わってあげることが大切です。
体調を崩してしまうより、1度のズル休みの方が周りにかける負担も減るかもしれません。

なぜ休みたいのかを考える時間に
休みたいと感じたり、実際に休んでしまったりする理由は人それぞれ。
過密なシフトで体力的につらくなってしまった、人間関係に疲れてしまった、受け持ち患者さんが多すぎて自分のキャパシティーを越えているなどなど。
ズル休みをすることで、そんなお休みしたい理由について、考えてみる機会になるかもしれません。
そしてその理由を考えることで、自分の働きやすい環境について検討し、解決策を探すことにも繋がるはず。
看護師がズル休みする際の連絡方法
看護師がいざズル休みをするとき、どんな手順を踏んだら良いでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
1.シフト表を見て上司を確認する
まずは、看護師長や主任などの勤務を把握してから連絡しましょう。
また申し送りの時間や委員会の時間なども避けるほうがベター。
可能なら、前日か当日の勤務開始前までに連絡することで、他のスタッフも対応しやすくなります。
2.休む理由は細部まで考えて!
本当に体調不良などの場合はそのまま伝えればいいですが、ズル休みの場合はそうもいきません。
体調不良を理由にする場合、いつからどのような症状がでて、どこの病院にかかったのかなど詳細な設定が必要になるかも。
欠席を伝える上司は医療者です。それもベテランの…。
以前わたしがズル休みをしたとき、師長さんに処方された薬まで確認されたことがあります!
円満にお休みを取りたいのであれば多少の準備は必要になるかもしれません。
3.残っている業務の引継ぎに注意
自分の体と心が一番大切だとお伝えしましたが、仕事をしている以上責任はつきもの。
患者さんのことや委員会など、当日にやらなければいけないことは必ず伝達しましょう。
特に患者さんやその家族に伝えることがある場合や、面談の予定を組む必要がある場合などは注意。
必ず申し送りをして、患者さんに影響のでないよう調整が必要になります。
看護師がズル休みしたい場合の理由4選
看護師が仕事をズル休みしたい!
そんなときに使えそうな理由をお伝えします!
風邪や生理痛などの体調不良
自分の体調不良は、家族など周りの人に与える影響も少ないですよね。
ズル休みの欠席理由としては、伝えやすいかもしれません。
しかし前述のとおり、どのような症状があるかなど、矛盾がでないよう設定を考えておきましょう。
身内の不幸
身内の不幸は予測できないことなので、理由としては使いやすいかもしれません。
しかし今後その人の話題になるときなどは注意が必要ですね。
職場で家族構成などを知られているという場合は、ボロが出る可能性もあるかも…。
子供の学校行事などのイベント関連
子供の保護者会や懇談会なども、ズル休みの理由に挙げられるかもしれません。
学校での役員を任されている場合など、そちらの欠席が難しいこともありますよね。
休みを取りたいときの理由としてはアリでしょう。
ただ、お子さんのいないスタッフにとっては理解を得られにくい内容になるかもしれないので、注意が必要です。
同居している家族の体調不良
ご両親と同居している看護師や、子供がいる場合は、家族の体調不良もズル休みの理由に挙げやすいですね。
病院の付き添いが必要であったり、子供が小さく1人にできない、などの理由が考えられます。
この場合も詳細に疾患名や症状などの設定を確認しておきましょう。
インフルエンザやノロウイルスなどの感染症の場合、勤務先によっては自分がかかっていなくても、1週間程度出勤停止になる場合もあります。
こんなに休むつもりじゃ…ということにならないよう気を付けましょう。
看護師がズル休みをするときのポイント
ここからは、看護師がズル休みをするときのポイントを見ていきます。
体調不良は感染症の可能性を伝える
風邪や胃腸炎などに看護師がかかれば、患者さんやスタッフに感染させるおそれがあります。
ですので「それなら仕方ないよね…」と納得されることも。
ズル休みの理由として挙げやすいのではないでしょうか。
書類の必要性を調べよう
看護師が身内の不幸や冠婚葬祭を理由にお休みする場合は、提出書類の必要性を調べましょう。
ほんの1日のズル休みのつもりが、書類が用意できずに大ごとになってしまうかもしれません。
決まったパターンを作らない
連休の後に休む、夜勤のあとに休むなど、決まったパターンで休むことはないようにしましょう。
看護師にとっては確かに休みたくなるタイミングではありますが、それはみんなおなじ。
あまりに続くとズル休みを疑われてしまうかもしれません。
SNSは更新しないように
せっかくのお休み、どこかに行きたくなる気持ちはありますね。
しかしどこかに行った・何かを食べたなどの投稿をすることはもちろん、友達にタグ付けされたりすることのないようにしましょう。
看護師は誰がみているかわかりませんし、1人がみつけるとどんどん噂が広がってしまうかも。
看護師がどうしてもつらいときは自分を守るズル休みもアリ
責任が重く、大変なことも多い看護師という仕事。
いい看護をするためには自分の体調管理も重要です。
疲れがとれない、やる気が起きないなどの体のサインを見逃さずに、適度な息抜きやリフレッシュで自分を労わってあげましょう。
看護師のズル休み!まとめ
ズル休みしたすぎて、体調を崩してしまいそうな場合は注意が必要です。
心が優しく繊細な看護師ほど、周囲の環境にストレスを感じてしまう場合も。
「実は職場に不満がある…」そんなあなたは、違う職場の状況を知ってみるのがおすすめ!